(12・28富山公演リポート)北日本学生お笑い最強決定戦はダークネスチェーンソーが制する!

【総評】

【金沢大学お笑いサークル笑屋】

【ダークネスチェーンソー】

【富山大学お笑いサークル’97】

【劇団ココロ跡】

【笠谷ん】

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【総評】第7回目を向えましたプロゲキ富山。2年やって来て思うところもありましたので綴らせていただきます。
今回は『北日本学生お笑い最強決定戦』と銘打ちまして地元富山大学と金沢大学、そして東北学院大学のお笑いサークルの三つ巴の投票制を導入しました。結果は何と単独仙台から来た東北学院大学のピン芸のダークネスチェーンソーが圧倒的な票差で優勝してタイトルホルダーになるという意外ではありますが或る意味望んでいた展開になりました。ウチのお客様は地元贔屓もホームタウンディシジョンも忖度もない「健全」な方が多かったとう証左で、地元富大が組織票で良いから勝って欲しかった反面、良かったともアンビバレンスに思いました。正直オモロかったもん。
劇団ココロ跡さんもずっとオファー続けてようやく出て頂けたのもありましたが自分たちの色ややりたいことを貫いていてよかった。
メインに据えた笠谷んも流石最終兵器でした。客の反応も迷惑も全く顧みないスタンス、勉強になりました。お客様の服を汚すのは如何なものかとは思いましたが、洗濯してキレイになったということでしたのでよかった!!
批判もありましたし甘んじて受けお詫び申し上げますが、自分小屋主興行主として一言お赦し頂ければ、正直採算度外視でやっておりますので(収益化図ってもっと出演者に還元したいですが)お客様を守ると同時に出演者がやりたいことを最大限実行出来る場でありたいと思っております。何かあればそれは私の責任です。「非日常」を提供するのが我々の使命であると思っておりますのでそこんとこよろしくおねがいします。プロゲキ富山はサーカスや浅草ロック座のようなお化け屋敷のような「何が起こるかわからない」或る意味不穏な場で在りたく存じます。今回は泳がせましたがいざとなれば大阪北新地の高級会員制ラウンジでセキュリティも担当しておりました自分が対応致しますのでご安心を!

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【金沢大学お笑いサークル笑屋】

トップバッターは金沢大学お笑いサークル笑屋におねがいしました。安定感とサークル長中村くんを信頼しているので任せました。本当ならMCも彼に任せて別ギャラ払いたいくらい金沢のバーでのMⅭ良かった。
ハルヒくん(金大劇団らくだにも所属の優男)とカワツくん(モーダルシフトとしてM-11回戦突破してる「ムキムキ吸血鬼」のネタで自分の周辺では大人気。富山県出身)の「フライングアッシュ」のコントからスタートでしたがツカミは最高!任せた自分も褒めたいですが演者と中村くんの功績です。

カガミスタ(中村くんとカワツくん)の漫才も流石でした。まじりけ(中村くんとハルヒくん)の漫才もむちゃくちゃオモロかった。多分ギャラはサークル内で等分なので3人で来てくれたと思うのですが中村くん(まごころ捜索隊としてM-1の1回戦突破)のスゴさを思い知り、上京してからの活躍も目に浮かぶようで本当に楽しみです。

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【ダークネスチェーンソー】

セカンドステージは東北学院大学お笑いサークルみちのくからの刺客ダークネスチェーンソー。正直海のモノとも山のモノとも知れずネタをちゃんと観たことも無かったのですがR―1出場経験やプレイヤ―1としてM―1予選1回戦突破してることと演劇の仲間の弟ですので信頼して出てもらいました。「4分のピンネタです」としか聞いてなかったので出番順はセカンドで行こうと思ってそうしたのですがそれがオイシかった可能性も若干あるかもしれません。昼席(バー舞台の漫談)と夜席(一発ギャグ連発系)でネタを変えて来ましたがさすが東北人の足腰の強さを発揮して圧倒的票差で優勝をかっさらって行きました。単独で見知らぬ土地の雑居ビルの3階の小劇場まで来る度胸は流石でした。4分というのも良かった。賞レースのレギュレーションに準じてるのかもしれませんが簡潔でキレがあり作戦としても先の先を取っており、流石レジェンド声優山寺宏一さんの後輩でした。

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【富山大学お笑いサークル’97】

サードステージの富山大学お笑いサークル97もむちゃくちゃオモロかったです。創始者、初代サークル長の吉田ひかるくんと2代目サークル長の小路右京くん(以上2人は先日単独LIVE開催し大盛況だった「煩悩ポンプ」)、現サークル長の鈴木隆生くん(金大の中村くんとのコンビ「まごころ捜索隊」でM―1予選1回戦突破)のトロイカ体制で来てくれました。吉田くんは中村くんと上京して(2人のコンビが「蟹ビーム」)プロの芸人を目指します。吉田くんは地元が近く彼のバイト先の居酒屋で夫婦で飲むことも多く可愛い甥っ子のような存在です。小路くんは狩野英孝さんのような愛されキャラでヤンチャながら先輩や大御所から可愛がられる素質充分。そしてそれを補完するのがシゴデキの鈴木くん。彼は広告代理店に就職して仲間を使う側になりながら芸人活動も続けそうな雰囲気に見えます。予選突破の「まごころ捜索隊」と熟練の「蟹ビーム」に一席おねがいして大ウケでした。

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【劇団ココロ跡】

投票実施した休憩明けのセミファイナルは劇団ココロ跡。22歳の乙女ふたりによる『交代勤務』。今回のための書き下ろしの短編でした。
第三期(?)ココロ跡から在籍のゆきちさんは安定した芝居で、みーちゃんはウチのスタジオのような小劇場や映像向きだと思いました。劇的な演劇をやる方や観慣れてる方には物足りないのかもしれませんが、無感動、無感情に見える若い子の芝居は逆に令和ではリアルに見えて童話か絵本のような牧歌的な内容と演出と芝居と相まって自分は良いなと思いました。「大人の童話」ならぬ「オトナでもコドモでもない乙女のリアル」を感じて、また出て欲しいと思います。『乙女の回』と銘打ってそのカテゴリに合う出演者を集めてやりたいです。女子プロゲキにも推薦したい。

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【笠谷ん】

メインは『最終兵器』笠谷ん!!とうとうプロゲキ富山に一人芝居で登場です。11月のプロゲキESPERANZAにはび~めんぷろじぇくととして『RED』で普通の芝居をしてましたが自分も彼のストレートプレイ(?)は実は初めて観ました。普段は金沢のライブハウスEXTREMEを拠点に活動している『地下最強』の男を投入しました。アンケートにもありましたがウチのスタジオは狭くて音が響くのでもう少し声のボリュームをチューニングして欲しかったところ、お客様の服に白塗りをつけないで欲しかったところではありましたが(洗濯してとれたということでホッとしました)非日常を味わいに『演劇』なるものを観に来られる方には満足、そうではない方には不評で裏表使ってお叱りのアンケートも頂いたり、怒って帰るお客様が居られたりいろいろありましたが、小屋主興行主としては劇薬の投入賛否ありながら概ね成功と思います。正直彼は客持ってますし。笠谷ん、ありがとう!

▲恐ろしすぎる。しかしこの距離まで演者が迫れるのもCharlie’s Studioの魅力。

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