笠谷ん(かさやん)ロングインタビュー(2026)

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※以下、文字情報です。

権守 今日のゲストは、富山からの刺客にして、一度見たらその怪演が目に焼き付いて離れない、「一人芝居の雄」こと笠谷んさんです。よろしくお願いします!
笠谷ん よろしくお願いします。
権守 初めて聞いたとき「えっ、笠谷ん?(かさやん?)」って聞き返しちゃったんですけど、すごく親しみやすい響きですよね。この由来、実はずっと気になっていたんです。
笠谷ん 「かさやん」と呼んでください。もともとは、鶴来で開催されていた大道芸のまつりで、一緒だった「河童さん」という方からそう呼ばれるようになったのが始まりなんです。それがいつの間にか周囲にも浸透して、今の芸名になりました。
権守 河童さんに名付けられた!なんだかそのエピソードだけで、もう異世界の話みたいですね(笑)。でも、笠谷んさんのキャリアは実はかなり本格的なんですよね。
笠谷ん 演劇自体は2004年、当時住んでいた静岡の浜松で始めました。劇団に入って舞台経験を積み、2009年に鶴来の『大道芸がやってくる!』というお祭りで、一人芝居としての「笠谷ん」が誕生したんです。最近では浜松や東京の路上演劇祭にも出演したり、富山の『び~めんぷろじぇくと』として活動したりしています。
権守 路上演劇!場所を選ばないその瞬発力は、笠谷んさんならではの強みですね。そんな、舞台の上では「何をしでかすかわからない怖さ」がある笠谷んさんですが、普段はとっても意外な(?)お仕事をされているとか。
笠谷ん 普段は介護の仕事をしています。高齢者の方々と接する毎日です。
権守 えええっ!?笠谷んさんがおじいちゃんやおばあちゃんのお世話を……ダメだ、全然想像できない。
笠谷ん いえいえ、仕事中はしっかりプロとして接していますよ(笑)。でも、日常的に「人」を深く見つめる仕事ですから、それがお芝居での人間描写に繋がっているのかもしれませんね。
権守 ギャップがすごすぎて……。あの、ほかにも意外なところとかってありますか?
笠谷ん あ、でも「実は……」という一面で言えば、お酒が大好きなんですけど、実は「あんこ」も大好きなんです。
権守 お酒とあんこ!その組み合わせ、なんだか笠谷んさんの一人芝居みたいに「一癖あるけどクセになる」感じがします。酔っ払いながらあんこを食べている姿……ちょっとかわいいかも。
ではいよいよプロゲキ!についてもお聞きしていきたいんですけど、今回ご出演されるようになったきっかけを教えてください。
笠谷ん プロゲキに関しては富山でチャーリー(石川雄士)さんに声をかけていただいて昨年の末に一人芝居で参加しています。その舞台を井口さんが観ていて、それで今回、石川さんを通じてオファーをいただいたという感じですね。
権守 井口さんから聞きました。もう、お客さんの目の前まで迫ってきてめちゃめちゃ怖かったって言ってました!
笠谷ん それは光栄ですね(笑)。
でも実はその前の昨年11月にも芸術村で上演したプロゲキの「Esperanza」で、び~めんぷろじぇくとの一員として参加してますから、それがプロゲキとの最初の関わりということになります。

権守 笠谷んさんから見て、我らがプロゲキ代表の井口さんの印象はどうですか?
笠谷ん 僕は、井口さんは格好いいと思いますよ。
権守 えっ⁉(驚愕)
笠谷ん 代表として自ら先頭に立って、出演し、多様な出演者を舞台で戦わせる……。あの、全体をまとめ上げる「コンダクター(指揮者)」としての立ち振る舞いは、素晴らしいなと。
権守 (耳を疑う)「コンダクター」って感じじゃ、ないですけどねえ……。
笠谷ん 何より、プロゲキ!のプロレスになぞらえた入場シーンや、全国から舞台人が集まって、新しいシーンを作っていこうとするあの高い志が、僕は大好きなんです。
権守 う~ん、これちょっと井口さん調子に乗りそうだからカットしようかなあ。
笠谷ん ちゃんと書いてくださいよ!
権守 仕方ないですねえ(不本意)。では気持ちを切り替えて。今回の演目は「怪談」です。しかも、観客投票で「誰が一番怖いか」を決めるというガチンコのバトル。意気込みを伺わせてください!
笠谷ん 「ごちゃごちゃ言わんと誰が一番怖いか決めたらいいんや」というサブタイトルがいいですねえ。私、笠谷んとしては、金沢市民芸術村を、「恐怖の村」に変えたいと思っています。
権守 「恐怖の村」……!その一言だけで、もう背筋がゾクゾクしてきました。
笠谷ん せっかくの怪談ですから、お客さんが恐怖のドン底に落ちてしまうような、そんな世界を命がけで表現したいです。普段は金沢市円光寺の『Music Base Extreme』というライブハウスなどで頻繁に一人芝居をしていますが、そこで培った空気感を、芸術村の広い空間でも炸裂させたいですね。
権守 「命がけ」……笠谷んさんがおっしゃると、すごい説得力があります。あと、対戦相手で誰か気になる人はいますか?実は先日のインタビューで西本浩明さんも、「笠谷んは存在力が激強で、怖い存在だ」って本気でマークしてましたよ。
笠谷ん そうですか。それは光栄です。でも、私は私のできることをやるだけですから。特に「この人」というのはないですね。
権守 ありがとうございます!本物の狂気か、それとも芸術か……笠谷んさんが仕掛ける「恐怖の村」の全貌は、ぜひ劇場でお確かめください。笠谷んさん、今日はありがとうございました!
笠谷ん ありがとうございました。

【インタビュー後コメント】
笠谷んさん、お話ししてるとすごく穏やかなんですけど、ふとした瞬間に目が「すっ」と据わるんですよね。あの瞬間に、介護士さんから「表現者」へのスイッチが入るのかも……。「一人芝居の雄」「最終兵器」「狂気の表現者」といった異名を持つのも納得の存在感でした。 でも皆さん、思い出してください。この人、「あんこが好き」なんです!そのギャップ、怖すぎませんか!?(笑)
8月22日23日、芸術村は果たして「恐怖の村」になるのか⁉それを私も会場の片隅で震えながら見届けようと思います!

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