以下、文字情報です。
【金沢公演『ReMATCH』】
リマッチ。
その名の通り再戦である。１年前にも両者はプロゲキで戦い風李が勝利している。敗北した井口が語った言葉を私は今も覚えている。
「午前の回でリードして思わず『勝てるかも』って思っちゃた。『かも』じゃダメなんだ。勝ちにいかないと。やっぱり憧れちゃってたのかな」
いくつになっても、いや、年齢を重ねれば重ねるほど、若い頃の序列を引きずってしまうことがある。井口にとって風李ははるか先輩でまさに憧れだったのであろう。その憧れを越えてゆくことにある種の畏れを感じたのかもしれない。
今回井口が演じるのは新興宗教団体の幹部だそうだ。圧倒的なカリスマ性を持たず、それでも自分が信じるもののために語り続ける男。それは風李に憧れながらも風李には決してなれない井口そのものではないか。自分の弱さをさらけ出し観客の心をつかめるか。
一方の風李は新選組を題材にした活劇をもって受けて立つとのこと。決して広くはないDOUBLE金沢の舞台で、刀を振り回す風李の姿に期待は高まるばかりである。
そして今回は新設される「King of PROGEKI」のタイトルを賭けた対決となる。プロゲキの頂点にふさわしい戦いを観たいと心から期待する。
（継木承一郎）
【富山公演『富山コミックショー』】
プロゲキ富山第四回は富山コミックショーと銘打ってお笑いに全振りでやらせてもらいます！投票はしないつもりですが誰が面白いのか競い合いたいです。（※要望があれば投票制にしてギャラに反映するのも一興かと） 見どころとしましてはまずは初参戦の富大お笑いサークル97でしょうか。何度かキャンパスに観に行きましてその内に現の金髪の小路くんがステージ上から客席の自分をイジるようになって来まして。「その心意気や良し」とばかりに出演オファーをかけたのが夏でした。ちゃありぃず寄席でも目上の人間をイジってましたが自分その時言ったんです。「そういうことやぞ。俺たちお笑い芸人目指すか目指した人間てのは権威に逆らい権力者をコキおろす。宮廷のピエロが俺たちの始祖なんだ！ええぞ！」と。 たった三ヶ月で見違えるように仕上げて来た彼らの若さ。才能。お笑いIQ。とくと御覧じろ。もう安定して地力を発揮しレギュラーと化した感すらある劇団やてみよとシノギを削って頂きたい。やてみよは今回２名と聞いておりますが形式は不明です。あの鬼才略してくんのことですから何か奇策用意してると思います（※してなかったらゴメンorz） 杏亭キリギリスに関しては説明は不要でしょう。チラシを知り合いに見せても「おーキリギリスさん！」という声を聞くようになりました。落語で来るのかシェークスピアで来るのかまだ決めてないそうですが何をやっても格調高く締ったことしかしないと思います。意表を突いてシュールにふかわりょうみたいなので来たら怖いですけどね（汗） 最後になりましたが不肖私もスクランブル参戦させて頂きます！ちゃありぃず寄席観て火が点きました！コンプライアンス無視漫談で恐怖のズンドコに…全出演団体個別競技です。ヨロピコ！
（石川雄士）
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