【特集】山根ほのかインタビュー

月刊プロゲキ!10月号表紙に戻る

※以下、文字情報です。

みなさんこんにちは!プロゲキ!専属インタビュアーの権守あずみです。

今回は10月公演「PoP SHoW」に出演される山根ほのかさんにお話をうかがいました。そして、ちょっぴりだけ稽古も拝見させていただきました。これがもう・・・ああ、ネタバレしたいー。

童顔で普段はとっても爽やかな女の子なのに、あんなコト考えてるなんて!お姉さんはとっても心配だよ。なんて言ってる私も気持ち悪いかも。

そこまで言うなら観てみたい、そう思ってもらえるようインタビュー頑張ります!

みなさん、刮目(かつもく)してね。

本インタビューは、10月8日にドリームチョップ稽古場にて行いました。聞き手は権守あずみです。

山根 はい!

権守 初めまして。権守です。

山根 わー!権守さんって実在するんですね。よろしくお願いします。

権守 実在って・・・私のこといったい何だと思ってたんですか?

山根 いわゆるイマジナリーフレンド的な存在かと。または妖精とか。

権守 じゃあ妖精ってことにしといてください。えーっと、気を取り直してですね、お稽古見学させていただきました。お疲れさまです。

山根 まだちゃんとできてないので恥ずかしいです。

権守 これ台本も山根さんが書かれたんですか?

山根 そうです。

権守 いや何と言うか独特の雰囲気がありますよね。荷物の宅配が・・・

山根 あ、そこまでで。ネタバレになっちゃうんで。

権守 ああ、すいません。

山根 そこまで神経質になることもないのかもしれないんですけど、やっぱり予備知識なしで観たもらいたいので。

権守 うーん。でも言いたいなあ。面白いんですよ。主人公の女性がだんだん道を踏み外していく感じが・・・

山根 シーッ。

権守 はっ!すいません。いやーでも言いたい。私本気で友だちとかにしゃべっちゃいそうですもん。

山根 (爽やかに)やめてくださいね。

権守 わかりました。でも4月にFutureStageに出演された時も不思議な果物?みたいなものが出てきたり、もう何て言うか独特ですよね。どうやってこういうの思いつくんですか?

山根 うーん…どうしたら主人公が困るかなー、と考えることが多いかもしれません。

権守 こ、困る?

山根 あ、「困る」に限定するわけじゃないんですが…どんなことが起こったら主人公がドン引きしたり、焦ったりと面白い反応をしてくれるかな、と考えると自然と出てくると思います。

権守 ひ、ひえぇ…

山根 ちなみに権守さんは今何をされたら困りますか?

権守 怖!私を実験道具にしないでくださいよ!パッと見そんなこと全然考えてなさそうなのに。さっきの稽古と、今こうやって話してるときと雰囲気が全然ちがってびっくりします。どっちが本当なんですか?

山根 い、今が本当ですよ~。私、質問に、答えた、だけです。

権守 本当かなぁ…。舞台で緊張とかはしないんですか?

山根 しますします。本番前は足がガクガクです。前回のFutureStageも、一人芝居は初めてで何が何だかわからなかったです。でも笑い声が聞こえてきたときに、届いているんだなと安心しました。

権守 私けっこう笑いました。面白かったです。

山根 わぁ!ありがとうございます!嬉しいです。

権守 プロゲキに参加されることになったきっかけは何ですか?

山根 きっかけですか……最初まで遡ると、チラシに惹かれたからです。一年目のプロゲキ!は全て観に行っていたんですよ。それを「参加」と言っていいかはわからないですが。第一回の公演の宣伝チラシが、井口さんのお顔がドーン! と載っているもので、「なにこれ」ってびっくりして。

権守 ああ、あれは衝撃的なチラシでしたね。 (※1)「時は来た!」って。何かプロレスラーの名言らしいですよ。

山根 そうなんですか?言われてみればたしかにプロレスっぽいかも・・・でも裏を見たら可愛いポーズをされていて、ギャップにやられてしまいました。それで観に行ったら面白くて、自分も出てみたいなと思って営業をかけちゃいました。

権守 出てみてどうでしたか?

山根 それはこれからです。FutureStageとはまた全然違うでしょうし。

権守 対戦もありますもんね

山根 演劇で勝負をすることは初めてなのでドキドキしています。でも慈幸さんにお会いするのも慈幸さんのお芝居を観るのも公演当日が初めてになりますし、あまり勝負自体は気にせず楽しみたいです。お客様に面白かったなと思っていただけたら一番です。

権守 慈幸さんに一言コメントをお願いします。

山根 当日はよろしくお願いします! どんな作品を上演されるのか楽しみにしております。私も、慈幸さんも含めて楽しませられるように頑張ります。初対面の方にお会いするときはドキドキしてしまうので、仲良くしていただけると嬉しいです。

権守 うーん、なんだか優等生的なコメントですね。「大阪か何か知らないけどボコボコにしてやんよ!」みたいなそういうのないですか?

山根 ないですないです。私そういう激しいのは苦手で、お芝居でも得意なのは目立たない演劇をすることなんです。自分の気配を消して大人数で雰囲気を作ったり、相手役をうまく引き立てたりそういうのが得意技なんです。

権守 でも心の中では「やったるぜ!」みたいな?

山根 ないですって。舞台上でも肩ひじ張らずに自然体でいたいなあっていつも思ってます。

権守 うーん、ちょっと記事として弱いなあ。仕方がないから井口さんの悪口でも言っときますか?

山根 うわ、怖。大人って怖いですね。

権守 ホントはあるでしょ?お姉さんを信用して言ってみて。ほらほら。

山根 いやホントに。「一生現役」を体現している方だなあって思ってます。攻めの姿勢で居続けることは難しいと思うので、新しいことに挑戦しようとしているところを尊敬しています。あと・・・

権守 あと?

山根 井口さんの演じるキャラクターって気持ち悪いのが多いと思うんですけど、そこが私好きなんです。

権守 え、マジですか。

山根 いやその変な意味じゃなくて。普通の人が真剣に何かを言ったりしたりしてるのって、横から見ると結構気持ち悪かったりしませんか?だから誰でも自分の中に「気持ち悪い」部分を持ってるんじゃないかなって。私もそういう、人間が持つ善良な気持ち悪さみたいなものを表現したいなって思うんです。

権守 なるほど。今回はまさにそういう作品ですもんね。

山根 権守さん、ネタバレです!!

月刊プロゲキ9月号表紙に戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました